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発達障碍児と私立受験についての私見

発達障碍児およびその親に対して、
何故医師やアドバイザーが
公立中学ではなくて、
私立中学への進学をすすめるのか、というと、

理解したいと願いあるいは必要性を感じて
障碍について勉強し、
またその子供と長時間ふれあい知った結果、
子供の特性や問題点について
分かっている人間、主治医、担任ほど
『私立へ』と意見するかというと、

*********
その子が12歳までに相当、アレコレやっちゃっているので、
同じような人間関係が引き継がれる、
地域で区分けされている公立中の輪では、
関係性を改善させたり、あるいは
ついてしまったレッテルの巻き返しする材料に乏しく、

多分まず人間関係で上手くいかないから、である(爆)。

・・・って言っちゃうとキツいから、オブラートに包んで
「私立の方が細かくきちんと見てくれるから、少人数だから」って
特性により向いている環境であるって理由を
上げてくれると思うけど、でも、

『そのまま人間関係が引き継がれる公立に進んでしまったら、
レッテルを貼られてしまい、授業にまずついていけず、
治ることはないその特性が遠因となり、
不登校やトラブルになると予想している』と、その理由が一番でかい。


そうはいうものの、クラスで学校で近所で、上手くいっているなら、
「公立中学に進んで通級指導を利用」って手もあり。


*******
さらに、
「公立の中学校が
 発達障碍を持つ人間に対して厳しい環境だから」
という現実も確かにある。

どう厳しいのか具体的に言うと、
1号は数学のテストで、点数だけは学年トップを取っているが、
また提出したノートにはいつもA判定がついているのに、
成績に5が、なかなか付かなかった。
   #再三、ああしろこうしろ、こうやって点数稼げ、
     それをイヤラシイ計算と考えるなと教えて実行して貰った。

これは、授業態度や未提出物などで減点されている
からだと思われる。
姿勢が悪いのも障害特性からきている。
提出物を家に忘れたり期限の勘違いをするのも障害特性。
メモ取りなどの工夫はそれなりにするが、
したとしてもやっぱり忘れるから「注意欠陥」なんだ。

各種行事やや普段の授業や学習でも、
プリントを配った後「じゃあ、あと読んでおいて」
「勝手に調べておいて」な先生が殆どなので、

そもそも何をどこから調べれば、自分の疑問点が分かるのか、
あるいはそもそも自分の疑問点が何なのか、
わかっていないので、もう途方に暮れるしかない。
フリーズしている内に時間切れになって
結局取り残されてしまうか、あるいは、
パニくった様子が周囲に知られ渡り人間関係の雲行きが怪しくなり、
二次障碍、三次障碍一直線コース。

提出物も「持ってきていません」といえば、そこで
「あっ、そう」とか「忘れたの?」で終わってしまう先生が殆ど。
わざわざそれじゃダメだと言ってはくれません。
不公平になるので一人だけ後日で可などという救済措置もとりません。

時々「えっ?中学の先生は言ってくれないの?」と驚く保護者が
いますが、提出物を出せとか期限を守れとか、
こういうことを教えるのは、躾の一環です。
先生がハッキリ伝えるのは締め切り期限だけ。
 「約束を守るよう指導する」はある程度まで家での躾です。
もしくは子供が経験で分かっていなくちゃいけない部分です。
でも経験から自発的に学べないのが発達障碍なんだから、親が。
学校や他人や先生が教えてくれることではないんだ。

ただし、成績には反映されます。成績表を見てから愕然とし、
自閉の特性を持っていると、「先生はあの時別に怒らなかったのに、
注意してこなかったくせに、どうして成績が2なんだ」とか
「俺はテストが95点だったのに、成績が2なんて。先生は俺が
 嫌いなんだな。好き嫌いで判定するなんて職権乱用。
 あいつ教師失格だよ、復讐してやる」などと、
きれいさっぱり全部ひとのせいにしだします。
周囲は授業態度やら忘れ物やらの実態を知っているので
コイツは何を言ってるんだ、と失笑するか無視するか
トラブルを期待して面白がって終わりです。
誰も正しいあり方や考え方を教えません、親が教えない限り。

次から、よりよい手がうてるように応援するのも、親の仕事。
自分の何処が悪かったのか、なぜ成績が悪いのか、には
自分で気が付くことができないんだよ。
だから「発達障碍」の診断が降りる。


1号が「名前と受験番号を書く場所が
分からなかったから、書かなかった」という
ものすごい理由で中学受験に失敗したとき、

心配したのは、地元中学に通い、周囲にアレコレ言われたり、
もしくは言われなくても本人が勝手に気にして、
自己嫌悪に陥り、殻にこもり、二次障碍に発展し、

おそらく不登校になったり、あるいは部活にも入らず
特に親しいトモダチもおらず・・・というつまらない中学校生活を送る
ことになるだろな、ということだった。

発達障碍の特性のひとつ、
極端なオールオアナッシング思考で
凹んだら浮上が難しいので、
不登校リスクが高いのに、中学受験の失敗で

本人にとって、楽しめない、黒歴史な
中学3年間になるだろうなあ、と、それを危惧していた。


実際には、発達障碍児が持つ「ケロリ(それはそれ、
これはこれで、自分にとって重要ではなかったことは
アッサリ切る)」によって、本人は表面上気にする素振り無く、

資格取得にも意欲的で、勉強もそこそこがんばり、
部活も運動部を選択し結局3年間続け、
トモダチも沢山出来て、、、なんだよ、マジ杞憂、
よかった、よかった状態だったんだけども。

それでも、もし彼女に「注意欠陥」がなくて
メモリ不足による忘れた・・・とか
えっ?聞いてないのアタシだけ??が皆無だったら、

あるいは「自閉」の見方が、一般的な常識だと勘違い
していなかったら、もうちょっと成績も上がるだろうに、
もうちょっと生きやすいだろうに、とつくづく感じることは
公立中学校3年間でとても多くあった。

結論は、
「公立中学のシステムは、発達障害児にはキツいよなあ・・・」と
いうことだった。


公立の中学校にも、個別学級はある。
あるけれど、そこを選んでしまった場合、内申点がつかない。
よって普通の高校に普通に進学するルートが消える。

IQ100前後あり、普通級が妥当であり(でも困り感があり)、と
言う場合は普通級選択にならざるを得ないが、
そうなると、特性がどれだけ足かせになったとしても、
みんなとの競争で成績が決まる。
内申で、いける学校がある程度絞られてしまう。
進路選択の際に愕然とする展開になりかねない。
地域によるが、内申に1がついたら
一般高校の普通科受験は絶望的になる。
航行に言ったら頑張るから!は通用しない。
3年間の頑張りをみたいんですよ、というのが内申なので。
 #逆に言うと1が付くというのは、本当余程。
  普通に授業に出ていれば2はつける。


私立のメリット。

少人数制で目が行き届く教育になる配置にしていたり、
あるいは教員の転任が少ないので、
環境が変わらない、長くみてもらえる、というそれがある。
また、同じ学校を受けて受かった仲間同士ということで
友達同士の団結力が比較的強いものに成り
居心地が良いパターンが多い。
また、余程のことがない限り、そのままエスカレーター式で
上の学校にあがれるので、高校受験や大学受験が
比較的ラクであり、学生生活をのんびり謳歌できる。
学校と保護者が直接対話する機会が多いため、
また要望を出せばすぐに面談という流れにもなるので、
連携がとりやすいというメリットも大きい。
裏を返せばPTAやクラス懇談会には、仕事を理由にしたりせず
極力『万障繰り合わせのうえ』出席しろということでもありますが。

私立のデメリット。
進学を売りにしている学校であれば入学後も競争が続くため、
特進クラスはヤル気満々で環境が素晴らしくても、
そこから漏れてしまった人間同士はささくれだって、
クラスがどうもギスギスしたりする。

校則違反で容赦なく退学処分という、問題児は排除、という
システムがしっかり働くので、相当なやらかしをした場合、
せっかく合格したそこを居場所にすることができず
脱落するパターンもある。
また子ども自身が「こんなはずじゃなかった!」と入学後
強く思ってしまった場合、校風に馴染めなかった場合、
「学校辞めたい」と言い出す場合もある。

デメリットも勿論あるのだが、メリットに注目した場合、
より発達障碍児に優しい環境だといえると思う。
だから、特性や考え方のくせをわかっている、
発達障碍児その子のシアワセを願う人間ほど、
『私立のほうが』と言う意見になると思う。


でも、「じゃあ、シアワセのために、私立受験することにして、
発達障碍を持っているこの子に、お勉強を頑張らせてみよう!」と
なると、
こういう例もある。

お話させていただいた精神科医の体験談。

医師は「発達障害の権威」であり
「思春期外来(12歳以上未成年」担当なのだが、

(他に診てくれるところがないので)そこに大人も来るという。

おとなAさんは、誰もが知っている私立中学から
私立高校を経て、誰もが知っている超一流私立大学へ進学、

大学院を卒業しており、知能テストをさせたら
IQはもちろん120を超える。

でも、就職が出来ず困っている。

いわゆる作文や「時間内に書く」ということが本当に苦手で、
出来ないのだ。
自分の意見を求められると固まってしまうのだ。

これは、「自分をみてもらう」、「会社に適応できるかをみてもらう」
就職試験では非常に不利になる、と思う。

勉強が出来る分だけむしろマイナスと評価される。
「勉強は出来る馬鹿」扱いだ。
つけてしまった学歴がむしろ足かせになって
自立できなくなってしまった例。院を出ても就職は厳しい。
その上で、社会性で難が出る突発事項に弱い発達障碍もちなのだ。

大学受験まではマークシートの選択式でいけたんだよ。
大学受験レベルまでなら、
どれが正解か選ぶだけなら、訓練である程度出来る。

でも。

先に行くほど、選択肢を絞ってくれる人はいなくて、
自分で選んで掴み取っていかなくちゃいけないんだよね。
勉強よりも、その力が必要だったのかもしれない。
あるいは、その力が実は無いのであれば、
ないことを認めたうえでの、つけていくべき
『生きていくための力』をつけなくてはいけなかったのかもしれない。



当面の今このときを何とかするために、
近未来を何とかするために、よりよくするために、

医師は「私立中学に」「私立高校に」と勧めてくるけれど、
通級の先生も「彼の知能なら普通より良いくらいだから、
全然、大学まで行くでしょうね」
「彼女の学力なら大学まで行けるでしょう」なんていうけど、

でも、そこだけを頼りに進んで、勉強がスキかどうかは
全く考慮せず、出来るのだからと勉強に本腰いれて、
進みまくった結果、

経済的に自立できずに困っている大人がすでにいる。
また、いったん就職したものの、うまくいかず
大人になってから『発達障碍で確定』し、呆然としたり
苛立ったりしている例も、たくさんある。


*******
公立中学で上手くやれる子は、
スポーツが出来る子、スポーツに苦手意識がない子、
ルールを守ってスポーツ競技を楽しめる子、
体を動かすのが苦ではない子。

特に男子は。同じ部活、から同心円に輪が広がっていく。
仲間が出来ると、居場所が出来る。
居場所があれば、学校生活はちょっとましになるのだ。

文系男子でもオタク系でも、居場所があれば
なんとかなるかもしれないが、うまくいく可能性がより高いのは
運動が出来る子、かな。

***
二人の子供の中学受験を経て、医師や
受験の先輩や現役の中学校高校の教員と話して
わかったことは『他害のある子供の受け入れ先は無い』と
いうこと。

貧乏ゆすりがとまらないとか
言葉が乱暴すぎるとか粗雑とか。
別に申告しなくても、テスト中や面接中の様子で
それが顕著に出れば、見抜かれて、受からない。

また、入学後、他害があれば居場所を即失うに等しい。

知っている例では、
あるお子さん、クラスメートの冷やかしにカッときて、
休み時間(教員のいない時間)、椅子をブン投げてしまった。
その椅子はからかったクラスメートにはあたらず、
教室にいた無関係の子にあたり、ケガをさせてしまった。
教室騒然。

やらかした子は停学を経てカウンセラーに丸投げされた。
カウンセラーも頑張って話を聴いたが、これはどうも
考え方に癖があるお子さんということで、
親からも詳しく聞くと、やはり園児時代も小学校時代も
他害はあったそうで、課題が見えていたお子さん。

カウンセラーは、未来を考え、
なんとか生き易い考え方をいれたいと苦慮されていたが、

カッときて短絡的に椅子を投げたというインパクトが強すぎて、
怪我させた子供には謝ったけれど、
トラブル相手とも表面上仲直りはしたけれど、クラスで浮き、
居場所ができず、1年もたずに自主退学。
その後、公立中学に転校したけれど、やはり
本人がうまく立ち回れず、尾ひれも噂もついてまわり、結局不登校。
 #カウンセラーが把握してるのもここまでだそう
おそらく特性は小学校までに確認されていたと思うけど、
それを隠して受験して、なんとか私立中学で
新しい居場所としたかったけれど、上手くいかなかったパターン。

あと、1号の同学年のとある私立学校。
中学入学時に多くの子供を受け入れ7クラスあったのに、
卒業時には3クラスまで減ったとな。
コレは勿論、公表されていない。
減った理由は、問題行動による退学処分
あるいは自主退学。
残った子供たちは、高3の今、それぞれ進学を目指し、
学校の雰囲気も非常によく、クラス仲良くやっている。
残れなかった子供たち、残らなかった子供たちは
今どうしているのかな、と思う。


私立に受かったからばんばんざい!じゃないんだよね。

あ、ちなみにお金も相当かかります。
入学金や授業料が払えないという親側の理由で
環境を失うパターンもあるわけで、
ここは、そうならないように、保護者が頑張ってほしいと思う。
ちなみに私立大学並みにかかる私立中学もあります。
なんだかんだで年間100万前後かかるところ、あります。
色々補助があるよ、といっても、やっぱりね。
子供が小学校のうちにためておけ。
人生でもっとも貯金が出来ない期間になると思う、
私立の学校に通わせている間は、保護者にとって。

**
1号は中学受験失敗につき
公立中学校普通級+通級→受験→私立高校というルートになった。
運よく、運動部で居場所を確立し副部長をやるまで
そのスポーツになじみをもち、高校でも続け、
部活から広がった輪も、クラスでの輪も謳歌して、
現在は大学受験めざしている高校3年生。

2号は中学受験を経て
現在私立中学校に通い、1学期は学級委員長だった。
部活とサークルは、『俺は疲れやすいから』と、
ゆるいところをあえて選んで、運動系と芸術系、
掛け持ちで、まったりそれぞれ居場所としている。
大会優勝を目指すような厳しいところではないけれど、
好きなもので集まったメンバーなので楽しそうだ。
夏休みも学校の友達と待ち合わせをして出かけたり、
あるいは電話で笑ってやりとりしたりしている。
大学まであるところなので、順当に行けば、そのまま
先に進んでいくことになると思う。

途中、どうしたもんか、進路についてはすごく悩んだ。
小学校生活で残念と感じることが余りにも多かったので。

無理させて勉強させてよいのか悩んだし(中学受験はどう考えても、
出来ないことはないけど限界の向こう側を目指すものだと思う、
誰にとっても)、
それでも公立よりは私立のほうがあっていると
親の自分も判断していたし、
IQ100こえていたって、特性がいろいろと引っかかる。

生活ぶりをみていて、親として、ゲンナリして
『教えないといけないのは、勉強よりも生活力だな』と
強く決意したり、そういう時間が未だにある。

どの学校に入ったにせよ、入学してみないと分からないから
悩むだけ無駄、という考え方もあると思う。

ただ、それでも、環境というのは、ある程度操作できるので、

もしも、専門家に身近な理解者に
『私立受験を考えた方が』と言われたのであれば、
なぜ私立なのか、何故公立なのか、
A学校ならどういうメリットがあり、
B学校ならどういうメリットがあるのか、
親子で考えて、結論を出して欲しいなあ、と思います。
よりよい未来のために、生き易い楽しめる毎日のために。



















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プロフィール

Author:まみ
ひっそりこっそり発達障碍ブログ。スペクトラム注意欠陥女子高校生1号とスペクトラム注意欠陥多動男子中学生2号のオカアサン。宣伝なしのマイペース更新でやっていきます。逃げない、あがく、前をみる。ツイッター「botmamichan」、黒猫アイコン。botが一日2回自動で呟き、手動で不定期投下してます。

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