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連続した支援を目指して  ②「保護者が作る支援計画」と「居場所が作る支援計画」

「学校なんて何もしてくれない!」とか
たとえ配慮をしてもらっていても「えっ、これだけ?!」って
ついうっかり、担任や学校に、発達障碍児を育てる難しさを
転嫁しちゃう風味の親は、これをやっているかどうか問いたい。

「目標を持って、子供の支援をしてます?」と。

**********

発達障碍を持っている場合、
一番の支え手はもちろん「保護者」なんだけども、
その脇に、大きく関係する環境として

・幼少時まで・
□教育機関
□福祉施設や病院、医療機関
□保育所、幼稚園
□療育をしてくれるところ
□NPO法人

・就学後~・
□特別支援学校
□小学校、中学校、高校、大学
  もしくは他の在籍校、主な居場所
□福祉施設や病院、医療機関
□通級指導教室
□就職(自立)のための相談機関

・おとな
□作業所、企業など働き先
□専門学校、技能を身につける場所
□福祉施設や病院、医療機関
□NPO、自助サークル等

・・・があると思うのね。
で、残念なことに「卒業→入学、入社、居場所チェンジ」と
なると、その「連携」がされないことが殆ど。
なぜ「連携」がされないかというと、
それが、子供の究極のプライバシーだから。
職業上知りえたことは、必要が無い限り、口外できないし、
主治医でもないのに、診断名で色々語るのも非常識。
 #ここは匿名性が強いブログだからやってますけど、
  さすがの私もリアルでは発達障碍について話しません。
伝えるにしても、とてもデリケートな部分で、
誰も責任取れないし、名誉毀損したいわけじゃないし。

新しく入る会社に、学校の担任が
「あっ、その子発達障碍です! あまりいっぺんに
 いろんなことを任せると、フリーズしちゃって
 使えなくなるからw気をつけてあげてください!」とか
いえないですし、言わないし。
次の担任に前担任が
「なんつか・・・、授業中断が多いと思います。
 私は手におえなかった。親は発達障碍を認めては
 いるのですが、特に何もしてない感じです、正直。
 よろしくお願いします。」とか言わないし。

それに、プロ意識ゆえか経験でなんとかなると思うのか
「聞いてしまうと先入観になるので、聞きません!」という
スタンスの大人も居る。
 #個人的には、これは、発達障碍児にとって一番
  有毒なタイプだと思っている。ご本人は
  良かれと思って「聞かない」のだろうけど、
  そもそも「先入観で動きがちな自分です」と言っちゃってるし。
  「人の意見を聞きたくない人間です」と言っちゃってるし。
  聞いたとしても「**さんはそう思ったんですね、参考にします!」
  でいいじゃねえか、と思うんですけどね。

あと、学校の内情をはなすとしたら、旧担任から次の担任へ
こどものことについて引継ぎするとき、
一人当たりの子供に使える時間は
5分程度ではないか、と。学年末のあの忙しさをみていたら。

関係する機関同士で、
子供のためにも連携をしたい気持ちがあっても、
なかなかデリケートな問題で、正確に伝えるのが難しいし
物理的に時間もないし、というのが現状じゃないかと思う。

**********
だから、発達障碍を健全に育てて、
どこの居場所に変わっても、必要な質の支援が
受けられる様に、支援が中断されることなく、
きちんと受けられ子供が健やかに成長するように、

2つの計画が必要だと思うのです。

どちらも、紙にのこす、本人以外誰が読んでもわかる
記録方法をとって。

**********
①保護者が作る支援計画

療育って、このブログでは「生きていくための力」として
「人間らしい生活を送るための力」として書いております。
お勉強より、
生活習慣とか衛生とか躾やマナー、生き易さ、そっちのほう。

健康を維持して、心が安定している状態で、
人間関係を健全に育てていてコミュニケーションが取れている。

それを目指すための、「特性の把握」と
出来るのであれば、ある程度の「環境の操作」、
これらがかなうように立てる計画。

発達障碍があることによって、
生活上、困難な場面が出てきていて、
生活上の困難を緩和もしくは克服するための
土台をつくっていく計画。
これは、普通級が目標にする「学年相当の
学力をつけよう!」とは違う、それだよね。
子供が生きやすいように、色々なことを笑顔で
習得し易いように、配慮をお願いし、同時に、
克服すべき課題や
克服できないであろう問題が何なのか、
関係者全員が一致で把握しておくためのものです。

そして、これは保護者が作ります。

関わるどの場所の環境を知っているのは保護者です。
生きていくため、何が目下の課題で、大人になるまでに
どれくらい克服していないといけないか分かるのも保護者です。
そして「こうであってほしい」という願いを
誰よりももっているのも保護者です。
 #実現不可能なレベルの夢を押し付けてはいけないよ!
関係する機関に、保護者から
子供の現状を訴え、共通理解してもらい、
必要な支援が得られるように作るそれです。

でもレポート用紙10枚どん!ですっごいの作る
必要性はございません。
A4一枚に収まる内容で作るのがむしろコツです、
それ以上盛り込んだら、とてもとても全部は無理。

とりあえず、1年後と3ヵ月後で考えて立てましょう、計画。
あまり多くのことを目標にしてもアレなので、
最大で4つかと。

どの居場所でも、一貫して、同じ目標の的確な支援が
されるように、引継ぎの資料としても使えるように、
困り感の大きい「課題」をかいて、
具体的に「してほしい援助、支援」を書きます。

例えば。

(課題)聞き取りに難があります。
(具体的な支援)大事な部分は復唱と確認をお願いします

(課題)手を洗うことを嫌がります
(具体的な支援)水は駄目ですが人肌のお湯なら大丈夫です。
          どうしてもの時は、おてふきでご容赦を。
          濡れタオルなら、冷たくても大丈夫です。

こんな感じ。こういうの、最大で4つ。
そして、それがどの居場所でも達成されて、
子供が困らなくなってくると、また別の問題が
出てきたり、気が付かされたりします。
その都度、また課題と具体的な支援をあげていきます。
それは、どの環境でもされる支援であることを目指します。
だから3ヶ月くらいで見直していく。
時には優先順位が変わることもあるだろうし、
一旦は目標としたけど、達成できず、
一時棚上げとするものもあると思う。

段々、課題が克服されたり、あるいは適切な補助によって
問題行動につながりにくくなると、また、
日々の目標も新しい目標も変わってくるし、
目指すべき方向、今後の方向性がよりしっかり見えてきます。

また、こうした紙資料を用意して、
ある程度定期的に話(面談)をお願いすることで、
居場所からも提案が出たり課題が出されたり。
保護者の知りえない子供の「出来ること」も知れます。
書かれなかった情報交換もでき、情報の共有が出来ます。

関係機関も、面談を重ねるほど、
「家庭の様子」「対人、親子関係」を知ることが出来るので、
子供に対してより寄り添った支援をしやすくなります。

長期目標は1年計画ぐらいで薄ぼんやりもっていたい。
薄ぼんやりが大切。
「達成できると思うし、してくれたらいいな」くらいの。
「何が何でも自分ひとりで朝6時に起きられる子に!」と
ガッチガチに縛ってしまうと、まるでその目標を達成するために
あるような毎日になってしまい、全員苦しくなるよ。

ちなみに、行動面に大きく現れる課題については、
誰もが注目するし、克服すべきことと誰もが認識
しやすいんだけど、表に出ない、あるいはわかりにくい
タイプの課題や障碍だと、作りにくい。
いわゆる「見えない障碍」というやつ、コレに対しては、
なかなか(深刻な状況であったとしても)、目標や課題と
されにくいのです。だからこそ保護者が中心になって作るソレ。
「こう言うことで困っている、こういう特性がある」
「だから、こうしてほしい、こういう手が有効だ
 あるいは何をすればよいと思いますか」
という、
周囲への働きかけをしていくための
保護者が作る計画です。


************
②居場所が作る支援計画

こちらの計画を立てる中心は「居場所」です。
主に「学校」が作る。
塾とかNPOとかまで、コレを求めたらいけないかも
知れないけれど、学校にはぜひ作ってほしい。

何のために作るか、というと、その居場所全体で
適切な支援や指導が出来るように作るものです。

A先生とB先生が言ってることが違う!から始まって、
A先生は信用できるけどB先生は信用できない、なんて
子供がみなす悲劇にしないためのそれ。
A先生もB先生も同じように子供のことを思って
いったりやったりしているのに、
共通の目標を持っていないから(目指す着地点が
違うから)、子供に距離を置かれたらとても残念。

子供の(保護者から離れている状態の)
社会的なありようや、学力などの課題を見て、
そこらへんを目標にして作っていきます。

勿論、保護者の意見や願い、情報も参考にしたうえで。

まずは「1年後に目指す姿」を想定して
逆算して短期目標(3ヶ月くらい?)に置き換えて、
定期的に目標の見直しをしていく方法が一般的かと。
思ったより早くいけるかもしれないし、
予想以上に伝わらない、難しい課題だったと
後から気がつかされるかもしれない。
□対人関係の課題
□学習の課題
□自己認識、環境把握の課題
□気持ちの安定
ここら辺を考慮した課題を大きいと思われる順に
ピックアップして、対応を考え、決められた対応を、
学校(居場所)全体の大人がとれる、と、
居場所内で、連携がとれるようにするために作るもの。

そして、勿論、保護者にも
「長期目標」「短期目標」
「課題」「具体的な対応」については
紙で渡す。

短期目標で上げたスパンによるけど、せめて前期と後期で2枚、
できれば3カ月おきなら4枚、
一年間で、保護者に渡せる資料になると理想だと思う。

その紙資料を、保護者が今度は病院や医療機関に
もっていき、他の相談機関にもっていき、
「学校ではこういう目標で子供に接してくださっています」と
また連携が取れるから。

医者が「これより、ああしたほうが効果あると思う」とか
「あれ?うちではこれ、特に声がけしなくても
自分で完全に出来てますけどw コレはできると思うよ?」とか
なれば、医師からの策や他の居場所での様子と環境の相違点を
また、保護者からも学校(居場所)にもっていけるでしょう。

保護者に渡さなくて良いのは「結果」かな。
目標を立てて、そのような策をとってみて、
実際に克服できたかどうか、気になった点があるかどうか、
指導した人間の書き込みを保護者に見せる必要はなし。
聞かれたら「来年は、これは課題にならないと思います、
出来るようになりました、成長しました!」
「うーん、来年も引き続き課題になるかなーと考えてます」と
口頭で答えたら十分かと。
書き込みとか結果を読んだら、保護者へこむだけだし、
凹むだけならまだいいんだけど、それが攻撃性に変わって
計画をつくった先生に八つ当たりしたり
あるいは最悪子供に八つ当たりするんじゃ、意味が無い。
子供の笑顔のために作る計画。
だから、親も、こういった計画書を居場所で作ってもらえたら、
大感謝であり、結果についてしつこく聞いたりコメントするのは
ご法度のような気がします。
学校(居場所)も親も、「学校(居場所)では、コレを目標にやる」と
共通認識を持つための、そのための計画書です。


***********
①で書いたとおり、小学校から中学校への
自動の、親が満足する引継ぎや、
担任とコーディネーターとの阿吽の呼吸の引継ぎは
「されてない」と思っていていいです。
だって、子供のプライバシーだからそうそう口にしない。

ってゆーか、そんな大切なこと、
学校の先生が勝手にやってくれると思い込んでいる
保護者のありようが怖い。動け動け、子供のために。
担任だって、前担任からたとえ何かを聞いていたとしても
知ってても、自分で見聞きしたこと以外なら
「初耳です」という態度で聞くと思うよ。
だって「うわさしていた」みたいでイヤじゃない。

だからこそ、親が橋渡しの役目を、
保護者からの働きかけを。
保護者了承だったら、こっそり出来ることもありますしw
 
*********
もしも、支援が上手く行かないと思ったら、
それは多分、
共通の目標を持って、関係者が臨んでいないから。
そして、連携がされていないから。

連続した、途切れない、必要な支援が常にあって、
初めて、子供が笑顔で毎日をおくりながら、
成長が出来ます。
子供は必ず成長します。

連続した支援を得るために、紙での記録を。
紙に書き起こした計画書、指導目標を。
そしてそれは、出来たら2種類。
保護者が主となって作る「よりよく生きるを主眼にした」計画
居場所が主となって作る「社会性や学習を主眼にした」計画。

それは、
確かに成長の記録になるし、
親自身が「子供が発達障碍」という事実と向き合うために、
冷静に腹をくくれるひとつの手段にもなりますし、

また引継ぎや共通理解のための、強力なアイテムに
なります。

************
ちなみに、
「学校全体で、適切な支援と指導を行うための計画」
と言うのは、多分、今、
色々な学校が作ろうとしている、
あるいはすでに作っている状態です。

一番すすんでいるところで、来年度は
通級利用の児童生徒全員に作る!と言う流れに
なっているはず(去年の情報ですけど。
いろんな地方の学校で「個別指導計画」を作ろうという
流れにどんどんなっています。

これだ!というフォーマットは特に無いはずなので、
学校それぞれのカラーで作られていると思います、
通級児なら、担任の先生に
「あの、在籍校、通級ではなく、こちらの学校で
 うちの子の個別指導計画書、作ってありますか?」と
聞いてみたらいい。
あれば、数日中にも見せてもらえる(渡される)と思うし、
なければ「努力目標なので、作らなくても良いので、
ごめんなさい、作ってません。・・・いります?」
とか言われると思われ。

とりあえず、学校ではつくってくれない、
うちの学校や担任はハズレだ!!・・・なんて、腐る前に、
保護者が、保護者のカバーできる部分、
保護者こそがカバーすべき部分で、
個別指導計画をつくってもいいんだよ、ってことで。

そして、その計画書を、引継ぎの際の資料に
親こそが使って「連続した支援」を目指してね、ということで。
 #出来れば、担任や学校に渡す前に、
  通級担任など「子供を知っていて、発達障碍について
  明るい」人にチェックいれてもらったら良いかも。
  ただの無茶振りしている親にならないように、ね。


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プロフィール

まみ

Author:まみ
ひっそりこっそり発達障碍ブログ。スペクトラム注意欠陥女子高校生1号とスペクトラム注意欠陥多動男子中学生2号のオカアサン。宣伝なしのマイペース更新でやっていきます。逃げない、あがく、前をみる。ツイッター「botmamichan」、黒猫アイコン。botが一日2回自動で呟き、手動で不定期投下してます。

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