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WISCの結果で出来る支援を考える ④言語理解

さて本日はWISCの結果の
「言語理解」に注目。
具体的に、なるべく分かり易く、がワタクシの目標、
指差し確認、出発進行!

****
言語理解に含まれる下位検査項目は、

WISC3なら
知識、類似、単語、理解

WISC4なら
類似、単語、理解、(知識、語の推理)

ココの結果の平均値を出してください。
平均値の出し方は前回前々回参照で。

ちなみにですね、4の括弧でくくった項目は、
テスト中の子どもの様子や
実際にかかる時間、学年などでやるかやらないか

判断していると思われる「やらなくてもいい項目」、
カッコ内の検査については、省略されていて
空白の子どもも居ると思います。
 #空白の場合受けてません





一般的にフツーに発達している子どもの値が10です。
10が平均です。



というわけで10以上あるならふつーに

言葉の力があるので、
口頭による指示が通るとみなしていい。
 #ただし、例え健常児でも同時にいくつも指示を出したら
  混乱したり「やってられるか!」と不機嫌になったりする。
  年令相応ってどれくらいまでいける?って分かった上で
  接してくださいませ、本当に。
  
10ない場合は、
要対応、それなりに工夫が必要、ってことになる。

******

【言語理解が10以下、
 あるいは10あったとしても
 他の項目と差がありすぎて弱みだと分かった場合】



音読がたとえ出来ていても
恐らく内容が分かっていないと思われる。
本当の意味が分かっているか、常に
確認しておいたほうがいい。



作文や文章題は、何を求められていて
自分が何を書けばいいのか、
さっぱり分からず、ちんぷんかんぷんのはず。

実際、まったく文章をかけなかったり、
問題に対しては答えを一応
書くんだけど「それはきいてないよ」ってことを
答えとして出すと思う。

例えば、
文章題なら「重さは?」と聞いているのに「6こ」と
こたえちゃったり、
作文ならテーマが「うれしかったこと」なのに、
自分がどれだけ宿題に苦労しているのか延々かいて、
結論が「でも、最後まで出来たし、
先生が誉めてくれたのでうれしかったです」じゃなくて
「宿題を減らしてください」とか。うれしかったことは
どこいった。主題を忘れた、何が言いたいのか
分からない文章が出来上がるか、書けずに全くの真っ白。


時間と言う概念が存在しない。
時間と言う概念が存在しない
・・・だと?
  #たいせつなことなので2回言いました

あれ何これ、どんなチュウニビョウ?と思ってしまうが、
恐らく、子どもを見ていると、
急ぐべき場面でぼーっとしていたり、
締め切り前に間に合わないのに別のことを始めたり、と
思い当たる節がある保護者は多いんじゃなかろうか。

言葉から5W1Hをとらえられない故のトラブル多発。

会話に入れない。

よって集団から浮きやすい、外れやすい。



ここで「類似」が他より高いとか10以上あれば
視覚資料がかなり有効な子どもです、絵や図があったほうが
視覚資料や目で分かるヒントがあったほうが、
理解が早い。

ただし、裏を返すと、「言葉ではなく、絵に惑わされる」子、
みために惑わされやすいってことでもある(爆。
見たままを信じるので、厄介な瞬間もあると思う。

***

そこで、言語理解が弱かった子どもに
どういう支援が必要か考えてみる


☆個別対応すべき☆

全体にむけた、言葉を使っての説明では
おそらく概要すらつかめないので、
ポイントだけを個別に示すことが必要。
ぶっちゃけ、普通級の普通の授業とか大変だと思われる。

このとき、補助でも、それでも口頭のみで指示せざるを
得ない状況だった場合はホント簡潔に。

例えば遠足での場面。
午後のスケジュールについて全体へ話をしている時間。

補助する人間は「で、何時何分に
戻ってくるか分かった?」と聞いて、
ポイントひとつだけでたずねる。この場合時間しか聞かない。

子どもが「2時10分までに、トイレも済ませて
戻ってくる。それまでは遊んでていい」なんて答えるなら大丈夫。

下手したら分かってないよ、

だから
遠足のとき、自由行動のあと行方不明になるんだよ。
あるいは『ゴメン~』じゃすまないレベルで戻ってこない。

よって、答えられないようなら、結論だけ、

「2時10分に集合」
「君は2時になったらトイレに行きます。
 トイレが終わったら、ココに戻っておいで。」と

その子に伝わる言葉で、実現可能な方法を具体的に
伝えてやってください。


☆視覚資料が有効☆

もうメモ渡せ。口頭指示じゃ伝わらない。
クチで「2時10分集合」っていうだけじゃなくて、メモに時刻を。

他の子は、全体指示で耳から聞いて、ちゃんと分かるし
覚えてられるけど、それが出来ないんだから、

2時10分集合、って復唱確認なり指差し確認なり
メモ渡すなり、手の甲に書くなり(コレ本人や保護者からの申し出が
ないならやるべきじゃない。目立つし)、してしまえ。


☆事前提示必須☆

ルールやマナー、モデルとなる理想の姿は、
書いて確認、あるいは描いて確認。

もしくはロールプレイングで「体験させる」。

言葉をきくという耳からだけのじゃない、
触れたり書いたりで手を動かし耳を動かし
口を動かし、五感総動員で頭に入れる工夫を。

「昔々、あるところに太郎君が居て、太郎君は
 とっても乱暴だったので・・・」と口頭でどんだけ、

道徳的な話を聞かせて社会性云々と思って
話して聞かせても思いっきりザル。
聞いてない、ってか、聞いても理解できない。


言葉の耳からの指導より、絵とか写真とかスライドとか
がんがんつかって、口頭じゃないアプローチを
考えたほうが多分通じる。


経験と結びつける、っていうあとからの提示もあり。
何か苦い経験や嫌な思いをしたのなら、
次からそうならないようにどうしたらいいのか、
まっすぐ振り返って(人格は否定せず)
「こうすればよかったと思う」「こういう手があった」を
書いて、あるいは、描いて確認。


☆とにかく簡潔に☆

ポイントだけで。
尾ひれ付けなくていい、補足情報もイラネ。

ぶっちゃけ尾ひれや補足情報は聞いてない。
さいごのほうは聞いてません、・・・と、1号が言ってましたよ。

無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄ァ!
・・・1号はどんだけDIOさまなんだよ。

☆文章を絵に☆

教科書が読めたとしても、理解してない可能性が高い。
 #スラスラ読む力と内容を把握する力は別

だから、呼んだ本や文章は、棒人間でいいから、実際に
絵にしてみて、理解を助けてやって。

あるいは絵本や図鑑を大いに利用して。

年齢は関係ないぞ。もう小学生だから絵本は必要ないよね!
じゃなくて、言語理解が低いなら、必要な補助。

例えば昔の道具の学習などで「釜ってなに?」ってきたら、
もう絵本や資料集から、
「これ。これが釜。特にご飯を炊くのに使う。他の料理もできる」って
見せちゃって、説明するほうが全然早い。

wikiになって、口頭で、「釜(かま)は、熱を材料、
食品に加えるための器具である・・・」とか言葉でいっても
なるほど、わからん、だよ。(※引用しました)。

中学生になっても高校生になっても。ホント同じ。

「***って、何?」って聞かれたら、もう実物か写真みせれ。
幸い、画像検索かければ、大抵の画像はネットで拾える。


☆キーワードに注目させる☆

・・・ってゆってもさー、
一生補助できるわけじゃないからさー、

ポイントを掴む練習はさせないといけないのよさー、

本人が損しないように、人に迷惑かけすぎないように、
人から排除されることが極力ないように、ね。
 #同じ質問を何度もしてくる、何度説明しても
  分かってくれない、では、特にプライベートなら
  相手がこちらからのお付き合いを自粛する理由に出来ると思う。


・・・というわけで、心理的に余裕がありそうだな、と思ったら、
その機会を逃さず、教える時間にします。

口頭での会話で、きちんとキーワードが拾えているかどうか
たずねてしまいます、日常生活で練習を。

意識的に自分で情報収集をするよう促しておきましょう。

とりあえず、うちはむしろ1号のほうがザル。
高校生ですが、
「で、結局、何時にどこにいくの?」と
5W1Hを外しちゃ駄目だと未だに指導中。


☆文章題は絵、作文は構築メモ☆

文章題は学年が上がるにつれ、複雑化していくので
   #もちろんわざと、複雑化してます。
    健常児でも、長い場合や難解な場合、
    内容を段落などのまとまりごとに分解して、
    まず小さな塊の理解をすすめて、
    次に、さっきの内容を使って、
    最終的に求められている答えやまとめにたどり着く、
    という過程を踏んでいく。
    コレは数学でも同じで、応えにたどり着くまで
    ステップを踏む(だから途中式を書けといわれる)。
    まあ、途中、計算で楽できるような
    解き方があった場合は多少操作すると思うが、
    どれだけ問題を分解して、解けるようにして、崩していくか、が
    数学だ。しかも、解にたどり着くまでのルートは
    いくつかあるけど、答えまでの最短ルートを探すのが
    答えまでのいくつものルート(別解)を探すのが数学だと思う。

出来る補助として、その、分解作業を手伝います。
まず、ここ解いて、これにいって、最終的にこう。
と、解答までの流れに乗れるように、図示。
勉強に限らず、対人関係のハウツーでも。


直線引いて、数値入れていって、最終的に
求めたいことは、小学生はまだエックス使えないから
●なり■なりにして、図に示す。


作文は、脱線が激しくなる(なにが言いたいのか分からない
長文になる)、もしくは何を書いたらいいのか
本人わかってない(白紙で提出)とおもいますので、

作文を書くための、流れのメモ、一緒に作って
やってくださいませ。コレは出来るようになるまで。
①結論(いいたいこと)を最初にあげる
②例いち ③例2 ④まとめ(再び、いいたいこと)
①②③④に何を盛り込むか、メモします。
たとえば
①私は犬が好きです
②犬を飼っています、はじめてあったときのこと
  目があったらしっぽをふった。毎日ペットショップに通った。
  買ってもいいといわれてすごく嬉しかった。
  こころのなかがあたたかくなった。
③一緒に暮らしてかわいいなとおもったところ
  私が学校でいやなことがあって泣いていたら
  顔を舐めてずっと一緒にいてくれた。
  寝るときはいつも同じふとんでねている。
  私が学校から帰ってくるといつもしっぽをぶんぶんふる。
④だから私は犬が好きです
・・・みたいな。流れを書く、なにを書くべきか
破綻しないようにメモを作り、それにあわせて文章を書く。

現在、高校生の1号でも、メモ作るように促し、
メモの段階で破綻していないかチェックしてます。
大学受験を控えた今、小論で詳しいメモをやる時間はありませんが、
破綻だけはしないように、与えられた余白をキチンと
使いこなして文章に臨むように、現在は内容と時間の訓練中。

また2号にも、メモつくりから、手伝いをしています。

学校の課題は、まだ「練習」です。
イチから十までできないのであれば、
3まで手伝って、4からあとはやってもらう、
10まで出来たとき、間違いは指摘し、出来ていれば
誉めて認める、というスタンスもアリなんです。

本番(入試や入社試験など)で、自力で出来るように
なってればいいんです、手伝うところは手伝って、
ハウツーをしっかり教え、中身も伴うようにやっていく。

ちなみにワタクシ、わりかし作文や感想文の類が
学校で選ばれがち学生時代でして、
「**に載せるから、清書しろ」とか
「**コンテストに応募するから、この用紙に書き直せ」とか
いわれがち人生でしたが、

その際、当然、
国語の先生から駄目だし食らって、こう直せと指示されたり、
他のいい回し考えろと一部書き直し命じられたりしています。

作文が出来る子ちゃんだったと思うんですが、それでも
オトナが推敲を手伝っていた、ということです。

言語理解が低い、と言う結果が出ているなら。
作文が得意よりの子どもにも
実はアドバイザーがつくんだから、

アドバイスしちゃっていいじゃんよ。ズルじゃない。
学校の課題や授業での内容は訓練の場でもあるのだから。

最終的には、全部自力でできればいいのです。

最終的って何、っていうのは、
それは提出物とか受験(小論文)とか入社試験で
履歴書に沿える志望動機とかそんなの。

本番でフリーズしないように、今は訓練として、手伝う。



*****



じゃあ、逆に、言語理解が高かった場合
10以上あった場合の親の態度やサポートは?

コレは、その特性を逆利用してやりゃいい。

言葉での説明が有効なタイプなの。

さっきのwiki、むしろやってやってください。
口頭で説明して、視覚的に手がかりを得て、
十分すぎるくらい理解が出来る子。


で、絵や写真や図などを軸に考える
言葉に頼らない場面だったら、
逆に、言葉で確認を取っておくとよりいいかも。

もし誤解していた場合、思い込みしていた場合、
みために惑わされていた場合、
言葉での説明をプラスされることで、
真意を理解して、間違いを防げるから。

「単語」「理解」が高めだった場合、
言葉を使った説明がかなり得意なはず。
考えを述べたり、説明したり、抽象的なイメージを
言葉で表現してみたり、そういうことが出来るお子さんです。

逆に、人前で説明がうまく出来ない子、苦手な子は、
ココが低いんじゃないかな。自分の気持ちが
うまく言語化できなかったり、ぴったり来る言葉を
探せなかったり。

あと、言語理解が高いなら基本的に
「読書が苦じゃない」でしょうね。

自閉の特性を持っている場合、
一人で平気、じゃなくて、一人の時間もないと
ちょっとしんどい、が本音だと思うので、
趣味が読書、って選択肢はアリです。

興味がありそうな本、どんどん出してやれば、
居間にぽんと置いておけば、いわれなくても勝手に読んで、
それこそスポンジ状態で理解吸収じゃなかろうか。


ちなみに、具体的な数字はあげませんが、
1号はココが微妙に低めで2号は逆に高い。
で、読書量や何を読んでいるのか、比較してみますと

1号は仕方なく読む、が殆どのパターンで、毎日本を
読んでいるわけではない。多分、本キライ。
自発的に読むのは、自分が興味があるスポーツの本、
まんが、ライトノベル・・・に限られている(爆。


しかし、2号は、伝記、歴史、理科の何故なに系の本、
雑誌の連載小説、絵本、カードゲームの図録、
ガンプラの図録(自閉症はカタログ系大好き)、
子供向け学年別に編集された学年相応の
ありがちなアンソロジー的読み物、地図、まんが・・・、

などなど、内容がわりとバラエティに富んでいる上に
本を開かない日はない。わりかし本を開いている。
ひどいときは一日数冊ペースで学年相応、あるいは
それ以上の難度と思われる本を、平気で読む。

てゆーか読んだ本放置するな、片付けろ、。

というわけで、

ワタクシ、
言語理解が低めの1号には

「指示は簡潔、ポイントだけ。
重要事項は書く(視覚資料)必須、
あまりながながお説教しない、
小論文で煮詰まっている様子なら手伝う、

得意よりの2号には
指差し及び復唱確認遂行、
図に対しては言葉でも説明をする、
聞かれたらすぐ口頭で疑問にこたえて知識にかえる、
図を検索して見せられるものは見せる、
図には必ず言葉で説明を加え説明してもらい
本当に理解しているか言葉で確認、

を心がけております。
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プロフィール

まみ

Author:まみ
ひっそりこっそり発達障碍ブログ。スペクトラム注意欠陥女子高校生1号とスペクトラム注意欠陥多動男子中学生2号のオカアサン。宣伝なしのマイペース更新でやっていきます。逃げない、あがく、前をみる。ツイッター「botmamichan」、黒猫アイコン。botが一日2回自動で呟き、手動で不定期投下してます。

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